ゲーリーヤマモトから発売されている人気シャッドテールワームのハートテール。
琵琶湖でビッグバスを釣り上げるために開発されたこのワームは、その他多くのフィールドでも結果を出してここまで有名になりました。
そんな人気ワームのハートテールの使い方と、おすすめフックサイズ、おすすめカラーを紹介します。
ハートテールの使い方
ハートテールには5inchと3.5inchの2サイズのラインナップがあります。カラーはどちらも10種類での展開です。
基本の使い方は同じですが、サイズを変えることで効果的な使い方が変わってきます。基本の使い方とサイズの使い分けをご紹介します。
5inchと3.5inchそれぞれの使い方
5inchと3.5inchの2つのサイズを比べて一番の特徴はアピール範囲の違いです。
シルエットの大きいほうが存在は広い範囲のバスに認識されます。さらにサイズに比例してテール部分も大きくなるので水押しの範囲も広くなります。
そのため、広範囲を広く探りたい時、または遠投して遠くのバスに気づかせたい時は5inchのサイズがおすすめです。
重さが18gあり、風の抵抗も受けにくいので遠投性能も文句なしです。
一方、3.5inchはサイズが小さくなった分小型のベイトが中心の野池や、狭い範囲のストラクチャーをトレースしたい時に活躍します。
3.5inchは5inchより狭い範囲を攻めたい時、またはベイトのサイズに合わせたい時に使うのが効果的です。
また陸っぱりでの限られたタックルの場合、軽めのタックルだと3.5inchの方が使い回しがしやすい場合もあります。
ハートテールの基本はただ巻き
ハートテールの特徴は泳ぐ時の艶かしさです。上下のマテリアルを変えることで安定したウォブリングとロールができる仕様になっています。
このワームは「泳いでいる魚」に見せるためのワームなので基本はただ巻きから使っていくことがおすすめです。
キャストしてアプローチしたいレンジに沈めて巻き始める。この繰り返しでテンポよく広範囲を探っていくことができます。
ハートテールは巻くスピードでアクションが変わります。基本スピード、スロー、ハイピッチの3種類のタイプがあります。
スローリトリーブ時にはあまり大きく動かずテールだけをピリピリ動かす様なアクションになります。
そして通常速度になると頭を振り、より魚らしいアクションを見せてくれます。
さらにスピードを上げると頭の振りは小さくなり、ロールの動きが増えてきます。
状況に合わせてひとつのワームでアクションが変えられるところもハートテールの長所です。
3.5inchは撃ちの釣りも可能
3.5inchのハートテールは沈む時の姿勢が水平という特徴があります。
垂直沈下していくので杭や垂直岩盤などに水平フォールさせて縦の釣りを展開することも可能です。
また、ボディ自体のすり抜け性能も高いのでカバーの中にフォールさせることもできます。これは3.5インチならではの特徴です。
ハートテールの使い所
ハートテールは魚をイミテートしたワームです。魚がいるところならどこでも使えるポイントとなり得ます。
ハートテールはハードベイトさながらに広くアピールすることができるので、ハードベイトではひっかかってしまう様なところ、攻めきれないところでもガンガン攻めていくことができます。
あらゆるポイントで使えるのが魅力のハートテールですが、その中からハートテールで特に攻めたいポイントをご紹介します。
ハードルアーではウィードを針で拾ってしまいやすいウィードエリアでもハートテールならスルスルとすり抜けながらリトリーブしていけます。
トレブルフックで攻められる一段下のレンジを通して警戒心の強いビッグバスを誘い出しましょう。
立木エリアもハートテールも得意とするところです。
数本並んだ場所ならそのまま際をリトリーブして誘っていくことが可能ですし、ここぞというポイントなら縦の釣りで誘うことも可能です。
広範囲に攻めるなら5inch、縦の釣りやピンポイントで攻めたい時は3.5inchを選択すると使いやすいでしょう。
ダムや湖などのバックウォーターでフィーディングするバスは魚を狙っていることが比較的多いです。
そして他のポイントに比べ水質がクリアなことが多いです。そんな時にもハートテールは活躍してくれます。
他のルアーでは警戒してしまうバスもハートテールの魚に近い動きに反応してバイトまで持ち込めます。
根がかりのしにくさを利用してせまい障害物の隙間をトレースしていくのもおすすめです。
他の人が攻めきれなかったポイントを積極的に狙っていけます。
ハートテールのフックサイズ
ハートテールを使いこなすにはサイズに合わせたフック選びが重要です。
フックサイズが小さすぎるとフッキングがなかなか決まらなくなりますし、大きすぎるとアクションがぎこちなくなってしまい持ち味が活かせません。
そのためフックサイズは丁度良いものを選択しましょう。
5inchサイズには5/0~7/0のフックがおすすめです。小さいサイズの場合はウェイテッドフックにすると泳ぎが安定しやすいです。
5/0以下のサイズにするとゲイプ幅が足りなかったりバイトの際に咥えきれなかったりする場合があるので避けましょう。
3.5inchにもサイズに合わせた3/0〜4/0がおすすめです。
5inchサイズのフックをそのまま流用するとテールにフックが寄りすぎてしまい、アクションがうまくできなくなります。サイズに合わせてフックも変更しましょう。
ハートテールのおすすめカラー
ウォーターメロンペッパー
ウォーターメロンペッパー(194)はどんな場所でも使える定番カラーです。
クリアウォーター、マッディウォーターどちらも使えます。野池などでカラーに困った時はまず使ってみましょう。
3.5inchには同系統でグリーンパンプキン/ブラックフレークがあります。どちらも水馴染みのいいカラーなので幅広いフィールドで活躍します。
ブラック(ソリッド)
ブラック(020)はマッディウォーターで使用すると輪郭のはっきりしたシルエットで強くアピールするカラーです。
こちらのカラーはどちらのサイズも共通でラインナップされています。ローライトな状況、深いカバーの中でもバスが見つけやすいカラーです。
また、トレーラーとして使用する際にもおすすめのカラーで、存在感をプラスしてくれるのでバスに認識されやすくすることができます。
パールホワイト
こちらはブラックとは対照的に膨張色で輪郭がはっきりしづらいカラーです。
光を吸収しやすい色のため、暗い場所では光を反射して明るくなったり、明るい場所ではシルエットをぼやけさせてプレッシャーを与えづらいなど、見た目の派手さとは裏腹にどんなシチュエーションでも活躍してくれます。
また、アングラーからの視認性も高いのでサイトフィッシングでの利用もおすすめです。
さいごに
ハートテールは季節毎に使い分けることで非常に幅広く活躍してくれるルアーです。
初フィールドやポイントを絞りづらいところでもハートテールを使うことで広い範囲のバスへアプローチすることが可能です。
また、ハートテールのリアルなアクションはクリアウォーターでもバスのバイトを引き出してくれるので、プレッシャーのかかったフィールドでも積極的に使ってみてください!
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